All About ANT

考えずに回している部分が多くなりすぎて、何を伝えるべきなのかがよくわからん。All Aboutとは程遠い内容になってしまったけど、言いたいことつらつらと。

■デッキ選択
かなり消極的な理由。9月10月は仕事(とゆかりん)が忙しく、トライアルは8月に1回出たっきりだし、調整は10/29-30の土日しかできなかった。練習も練りこみもできないとなれば頼るデッキはANTしかない。幸い、直前のグランプリでANTも結果を残していたし、環境的にもアリのはず。

■調整
土日1回の調整で、GPの《Grim Tutor》《炎の中の過去》と、長いこと使ってきた《むかつき》2枚＆《水晶鉱脈》複数、どちらが優れているかを試す必要があった。カナスレ相手に少しまわして、海外型で十分間に合うので安定をとったほうが良さそうという結論になる。後はテンポデッキ相手のプレイングの見直し。過去カナスレをカモにしていたが、プレイング忘れててぼこられる。勘を取り戻すとこちらが有利に。もう対戦してもしゃーないので他のメンバーのプレイングにケチつけて（ｗ）終わり。ここでは《不正利得》と《炎の中の過去》どちらが良いかは結論出ず。

■各カード解説
□メインデッキ
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
強い順にマナ加速16枚。今回はいわゆる海外型で、《むかつき》の爆発力よりも安定性を取り、また《炎の中の過去》で勝つことを見ているので《モックス》は不採用。

4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
強い順にドロースペル8枚

4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《定業/Preordain》と最後まで悩んだがこちらに。未だに結論は出ていないが、定業を採用する場合でも0にすることはないと思う。

1 《むかつき/Ad Nauseam》
青いデッキにも過去で勝てるようになったので(IGGでもWill2枚引かれなきゃ青相手に勝てるけど)、Ad死しにくい安心の1枚。

1 《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
メインは4コスト以上のカードをこれ以上増やすメリットはないので1枚。サイドも、ボブを減量したことと、外科的摘出が流行ってることから増やすプランは用意しなかった。

4 《冥府の教示者/Infernal Tutor》
1 《Grim Tutor》
教示者5枚。
《Grim Tutor》は5枚目の《冥府の教示者/Infernal Tutor》といったところ。また、サイドカードを水増しできるのが偉い。なので、ビート相手でも使いづらいからといって抜いてはいけない。
過去で使いまわすとき・《むかつき》でめくれたときに6ライフ相当になるのでフェッチの回数・ギタクシアのペイライフなど、ライフ管理は要注意。調子のってむかつきでめくりすぎると、(ライフ7から4点めくるとか)こいつが撃てなくなるので注意。

1 《炎の中の過去/Past in Flame》
調整では結論はでなかったものの、1人回しの繰り返しで、「炎の中の過去でしか決まらないパターン」を「IGGでしか決まらないパターン」より多く見たので、対人回し0回ながらも過去を選択。墓地・手札に《暗黒の儀式》が多く、IGGではマナが足りなくて決まらないときに、過去なら決まることがある。もちろん消耗戦の後、IGGと違って相手のカウンターは戻らず、こっちだけヨーグモスの意志ってこともある。

4 《強迫/Duress》
安定の4枚。囲いを取っているとビート相手に良くサイドアウトする。今回は療法だったのでそちらを優先でアウト。

3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
《思考囲い/Thoughtseize》と最後まで悩んだ枠。療法で得をしたことは大会ではなし、囲いだったらと思ったのは1回。1枚くらい減らしたほうが安全かも。調整では1回こいつのおかげで勝ちがあったかな。そのくらい微々たる差。ならAd死しにくいほうがいいのかも。

1 《Tropical Island》
1 《Bayou》
石鍛冶デッキはサイド後はカウンターヘビーになることが多いうえに、不毛を積んでいる。1度不毛されても緑マナを出せるように2種類。

1 《Volcanic Island》
赤マナのために持ってくることはほとんどない。だいたいペタルかLEDで払える。保険。

1 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
GPのデッキでは《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》だったところ。《Tropical Island》を入れたことで、島フェッチから緑マナが出るようになり、こちらを採用できるようになった。利点は全てのフェッチが基本土地の島を持ってこれること。

2 《島》
1 《沼》
2 《Underground Sea》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
スレッショルドした陰謀団の儀式が過去中に強いため、フェッチ多め。水晶鉱脈不採用。

□サイドボード
4 《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
強みはGPの記事と同じ。カウンターヘビーな相手に覿面に効くうえに、環境にはこいつをカウンターできないカウンターが多い。ヴェンディに突っ込んでいかないように注意ｗ

2 《恭しき沈黙/Reverent Silence》
対ネタ蒔き必殺技。勝ってれば当たるのだから用意。2枚じゃそうそう引かないが、Grim Tutorもあるし多分これが適正。Grimの強みはこの辺にある。

2 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
軽いうえにコンボパーツにもなって便利。チャリス1はかんべんな。チャリスデッキ少なくなっているので、今回はこちらに寄せてみた。

2 《殺戮の契約/Slaughter Pact》
この枠は比較的何でもよい。見栄え損ないがMMされることももはやないし。殺戮の契約にしたのは単にGPリスペクト。

1 《残響する真実/Echoing Truth》
チャリスデッキやEtWへの保険。

1 《根絶》
コンボ踏まなかったので使わなかった。同系・ドレッジ・リアニへの保険用。1枚+Grim Tutorでは対して効かないので、増やすか他に変えるかしたほうがよい。

3 《闇の腹心/Dark Confidant》
手札破壊相手に、回復用に入れるが、最近あまり強くないような・・・

■サイドボーディング
・妨害の枚数に気をつける。メインは7枚だが、サイド後多くて9枚くらいが限度ではないだろうか。メインのデッキパワーを保つことが大事。ボブが生き残ってる限りは10枚程度でもまわるが、対処されるものと考えたほうがよい。
・ボブとザンティッド両方入れることは、今回は1回もなかったし、今後もないと考えている。即効性のあるカードが少なくなることを避けたい。手札破壊が多い相手にはボブ、打ち消しが多い相手にはザンティッドと使い分けた。
・抜くのは、早いデッキ相手ならセラピー。ただし囲いを採用している場合は囲い残して強迫。3～4枚以上入れ替える場合は、冥府1/LED1/ペタル1/キャバリ2/ギタクシア2/島1 or Tropical1から数枚抜いている。
・ボブを入れるときは冥府1抜いている。手札が増えるのと暴勇が相性悪いから。

■プレイング
・ブレスト、思案で見れる枚数をなるべく多くするように動く。今はANTくらいしか瞬殺してくるデッキがないのでそれほど急ぐ必要がない。先手1ターン目、思案、ブレスト、土地、フェッチとあったら、相手のデッキがわかってなければ何もしないことも多い。2ターン目ブレストフェッチから思案でパーツを揃えて3ターン目確実に決める。
・ギタクシア派の調査をまず始めに撃つ、土地も置く前。引くカード・見たカードで置く土地が変わる場合がある。
・炎の中の過去が通ったら、マナ加速を撃ち切って、冥府で触手を持ってくる。下手にドロースペル撃つと暴勇できなくなって嵌ることがある。
・IGG算みたいなのは、過去にはない。その時々計算する必要がある。大体余りまくるから計算いらないけどｗ
・このチューンだと、浮きマナがなし土地セット済みは大体Ad死する。Adは手札消耗しあったときの一発逆転用と考えて、過去につながるように手札を整理していくことが重要。（とはいえぶっぱするときはする）

■どうでもいいこと
ふと気になって去年のエタフェスのレシピをみてみた。水晶鉱脈3、モックスダイアモンド2、むかつき2という超ぶっぱ仕様で驚き。好みは変わるもの。1年って案外長いものですね。あ、去年もTAにやられてる…

■A.A.A. 番外編
成城石井でウィンドウショッピング。オランダジン発見！と思ったらたっけー。3500ってジンの値段じゃない。買えないっす。

【修正】冥府の教示者がブレストポンダーと比較されているようにみえるため、記述場所を「ドロー8枚と冥府4」から「教示者5枚」に変更。